1歳児に注意したい事故&事例を知ってしっかりした対策を!!

赤ちゃんも1歳を迎える頃には、立って自分の足で歩けるようになります。赤ちゃんが自分で動けるようになると怖いのが、事故です。赤ちゃんは大人が思いもよらない動きをしますし、大人と子供の目線は全然違うので「そんなところで?」という所で事故にあう可能性も少なくありません。

今回は1歳の子に注意してあげたい事故の可能性を、我が家での経験もふまえてお話ししたいと思います。

 

窒息・誤飲

 

赤ちゃんはとにかく何でも口に入れて確認しようとします。そうなると怖いのが、小さいものを間違って飲み込む事故です。大人からしたら「食べ物じゃないものを口に入れるの?」と、思ってしまいますが、赤ちゃんはそれが食べ物かどうかもわからないので、口に入れて確認したがるのでしょう。

我が家では掴まり立ちをするようになってから、小銭やマスコットなどは大人だけが届くような戸棚や引き出しに入れるように心がけていましたが、ある日妻のアクセサリーをしゃぶっていたのにはビックリしました。

届かない引き出しに入れておいたはずが、いつの間にか背が伸びて開けられるようになっていたんですね!赤ちゃんロックを付けました。
家庭の常備薬なども怖いですね、飲みこむのに十分な大きさですし、赤ちゃんが大人の薬を飲んだらと思うとゾッとします。幸い我が家では薬を誤飲するといったことはありませんでしたが、もし薬を飲みこんでしまったらすぐ病院を受診しましょう。

水や牛乳を飲ませるという応急処置があると聞いたことがあるかもしれませんが、飲んでしまったものによっては裏目に出たりします。下記サイトを参考にまさかの時のヒントにしてください。

タバコや洗剤等の異物を飲み込んでしまった時、まずは「水を飲ませる」「吐かせる」というのが、最初に思いつく応急処置ではないでしょうか。しかし、その応急処置は間違っているかもしれません。
例えば、タバコを飲み込んでしまった際は、水や牛乳を飲ませてはいけません。飲み物を飲ませると、ニコチンを胃の中で溶かしだしてしまい、吸収が早まり、中毒症状を引き起こしやすくしてしまいます。
また、洗剤については、特に酸性・アルカリ性のものは粘膜に触れると熱傷を引き起こします。吐かせることによって再度粘膜を通すことになり、再熱傷の危険が高まりますので、吐かせてはいけません。
よく聞く「牛乳を飲ませる」という応急処置も、ナフタレンのような脂溶性物質を含む場合には、吸収を促してしまうため厳禁です。
良かれと思って行った応急処置が悲劇を招かないよう、正しい対処について確認していきましょう。
出典:いしゃまち(https://www.ishamachi.com/?p=9459)

 

ポイントは以下の通りです。

・口に入れる可能性があるものを、手が届きそうなところに置かない!
・何かを口に入れていても、ビックリさせない
・明らかに誤飲しているのが分かったら、病院へ行く
 (何を何時ごろ飲みこんで何分経過している等、説明できるようにしておく)

ビニール袋などで遊ばせるのも窒息が怖いです。スーパーの袋などを赤ちゃんの手が届くところに置かないようにしましょう。

 

やけど

 

(出典:写真AC)

お母さんについていって台所でやけどしたという話もよく聞きます。

作りたての料理をひっくり返したり、火がついているときのコンロに手が届いてしまったり、台所は危険がいっぱいです。赤ちゃん用の柵などを使って赤ちゃんが台所に踏み込まずに済むようにしてあげたいですね。

また台所を立ち入り禁止にしても危険がいっぱいです。僕が子供の頃、正月にいとこと弟がふざけて、配膳直前で居間に置いてあったお雑煮の大鍋をひっくり返していとこが足を大やけどしたことがありました。

大人たちが忙しかった隙の出来事で、そういう時に限って事故って起こるんだなと未だに考えさせられます。

・台所など火気のあるところへ赤ちゃんが行かないようにする
・赤ちゃんがいるところに熱いおかずを置かない
・ストーブなどに近づかないよう柵を設置する

上記のように、赤ちゃんがやけどする可能性のあるものから遠ざけるようにしましょう。

 

お風呂場でのおぼれ

 

1歳にもなりますと、お風呂場で遊べるようになりますし、湯舟の中で自分で立てたりするので目が離せません。
「あまり湯舟にお湯を入れなければいいのでは」と、あなたは思いつくかもしれません。でも人間って自分の膝ぐらいの水深でも溺れるんだそうです。

僕は昔、育児雑誌で「お母さんが先にお風呂から出て、赤ちゃんの体を拭こうという直前に電話がかかってきてしまい、お母さんが電話の応対に出た隙に湯舟でおぼれた」という話を読んだことがあります。

「ホントに赤ちゃんってちょっとの間に溺れるんだな」と思って、印象に残っていました。なので、うちの子が赤ちゃんの時は、お風呂は妻と交替で誰か必ず大人が居るようにしていました。
でも、一度だけ危なかったことがありました。

上の子が3歳で下の子が1歳の時に2人いっぺんにお風呂に入れたことがあったのです。

その時にタオルを取りたくて自分が先に上がったら、湯舟のほうで「ゴーン!ボチャン!!」とすごい音がしました。

下の子が湯舟の中ですべってゴボゴボ言っていたんです!慌てて引き上げましたよ。上の子はポカーンでした。上の子と一緒に遊んでいればという油断があったんでしょうね。怖い思いをさせてしまいました。
この時の経験をふまえて、我が家ではある程度下の子が大きくなるまでは以下3点を徹底しました。

 
・湯舟のお湯は子供の膝よりちょっと上くらいにする
・大人が先に出ない!子供だけで湯舟にいる時間を作らない
・他に大人がいたら、上がる際お風呂場に来てもらえるようにしておく

 

とはいえ、仕事や用事でなかなか大の大人が毎日2人がかりで子供のお風呂に臨むのは難しいですよね。その時はもう我が家では多少周りがビショビショになっても子供を先に出していました。命には代えられませんから!

 

落ちる・転ぶ

 

1歳って確かに歩けるようにはなりますが、まだヨチヨチ歩きですね。靴も履き慣れていないでしょうから、とにかく何もないところで転びます。我が家では、公園に遊びに行こうとして玄関から出た瞬間に転んだことがあります。

頭が重いようで、手がすぐ前に出ないのではないでしょうか。うちの子はその時顔から転んでしまい、口の中を大きく切ってしまいました。

我が家ではある程度大きくなるまでジャングルジムや滑り台のような、子供の身長より高いところは避けて遊ばせていたのですが、もし遊ばせていたら頭が重いので見ていて怖かったかもしれません。
大切なのは危ないところへ行かないようにすることだと思います。

 

・イスやストールなど踏み台になりそうなものを置かない
・ベランダなどの窓を開けないよう赤ちゃんロックなどを活用する
・ベッドなど少しでも高さがあるところで赤ちゃんを1人にしない
このような感じで大人が目を光らせている必要がありますね。

 

タバコによる事故

 

【画像6】651437.jpg(出典:イラストAC)
https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=651437
我が家ではたまたま喫煙する大人がいなかったので、タバコ関連の事故はありませんでしたが、僕の母がたまに吸うので実家へ遊びにいった時に気をつけていた点をお話しますね。
僕の母は、大人だけの時はリビングの灰皿を使って吸っていましたが、子供がいる時は台所の換気扇の前に移動してくれました。灰皿の中の吸い殻も、僕が子供を連れていくと、すぐに捨ててくれました。その時の経験から、赤ちゃんがいるときにタバコで注意したいことをまとめてみました。

 

・吸ったあとの灰皿をそのままにしておかない
・子供の手が届くところに灰皿を置かない
・子供が居る時はなるべく吸わない

 

赤ちゃんは「気になるものをとりあえず口にくわえてみる習性」があるようで、タバコの吸い殻も何の予備知識もない赤ちゃんにとっては例外ではありません。
よくおもちゃを口にくわえるのを見ると思います!!

火が消えていないままの吸い殻を掴んでやけどするかもしれませんし、間違って飲みこんでしまったら命の危険にさらされます。
大人目線の当たり前が、子供にとっても当たり前ではないことを改めて認識しておかないといけないなと思います。
 

1歳児に注意したい事故・まとめ

 

(出典:イラストAC)

今回は僕の家族の経験談も交えて、1歳の子に注意しておいてあげたい事故の可能性と大人目線でできる、赤ちゃんの事故を回避するポイントをお話しました。

 
「まだうちの子は寝てばっかりな歳だし」とおっしゃるかもしれません。

でも子供ってすぐ大きくなるんです。

 
うちの子が誤飲した時は、ついこないだまで大人しか届かなかった引き出しから妻のアクセサリーを取り出しましたしね!

一番怖いのは周りの大人の油断だと思います。我が家でもそうでしたが、1人目の赤ちゃんより2人目、3人目…と、どんどん大人の注意が甘くなって行く気がします。
上の子が大きくなって下の子を見てくれるのでは?そんなふうにちょっと大人に都合が良いように考えてしまうのかもしれません。

 

しかし上の子は上の子で、大人の都合で動いてくれるわけではありません。

 

やはり、大人がちゃんと油断しないで赤ちゃんを見ていることが大切です。
毎日毎日赤ちゃんが危ない事をするといって、大人は気が気でないかもしれませんが、赤ちゃんは日に日に大きくなります。あっという間に自分のことは自分で気をつけていける歳になりますから、頑張って見守っていきましょう!